ChatGPT-5でもプログラマーが消えない理由|AI時代の仕事の未来

はじめに

ChatGPTの登場をきっかけに、簡単なプログラムなら、プログラミングの知識がなくても、AIに頼むだけで作成できる時代になりました。

しかし、私はAIによって仕事の形に変化が起こることはあっても、プログラミングを使った仕事が無くなることはないと考えています。

この記事では、ChatGPT-5の登場とプログラマーの仕事の未来について、詳しく説明していきます。

目次

  1. ChatGPT-5で何が変わったのか
  2. AIの発展でプログラマーの仕事がなくならない理由
  3. AIを使いこなすために必要な知識と学習方法
  4. AI時代に求められる継続学習
  5. まとめ

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ChatGPT-5で何が変わったのか

ChatGPT-5の登場により、AIの性能が大幅に向上しました。

レベル別の比較

  • GPT-3:高校生レベル
  • GPT-4:優秀な大学生レベル
  • GPT-5:博士号級の専門家レベル

に達したと評価されています。

実際の性能向上例

周辺ファイルの自動活用

実際に、ChatGPTが使われているプログラミング補助ツールでGPT-5を使用してみると、以下のような改善が見られます:

  • GPT-4:各種資料データを指定する必要があった
  • GPT-5:何の指定がなくとも周辺ファイルから関係のありそうな情報を取得し活用

エラー修正の精度向上

  • GPT-4:まれにミスすることがある文章の編集
  • GPT-5:まったく発生しなくなった

少ない指示で多くのことができ、性能の向上が実感できます。

残る課題

しかし、GPT-4で私が発見していた、存在しない情報を捏造してしまう質問を、GPT-5に再度してみたところ、同じ間違いが出力され改善されていませんでした。

これは、複雑な問題を解けるなどといった部分とは別の、生成AIの構造的な問題だからです。この問題は改善は難しく、AIを使う側で対処する必要があります。

実際に体験して、GPT-5になってさらに性能が上がり、活用できる幅が広がったと実感できますが、今までと同じく注意しながらAIを活用する必要があります。

AIの発展でプログラマーの仕事がなくならない理由

まず、AIの構造的な限界について理解する必要があります。

現在AIは盛んに研究され、性能は上昇しています。しかし、AIの構造上、インターネット上の学習データの質や量の乏しい分野において、誤答が出やすくなります。

実際に私も、ChatGPT-5で、存在しないものに対しての質問した際に、非常によく似た、別のものに関する情報を示すという誤答を経験したことがあります。

創造性の限界

また、AIは構造上、「知っていること」を組み合わせることは得意ですが、「知らないこと」を創造することは苦手です。

新しい技術が登場した時、それを最初に理解し、活用方法を考えるのは人間です。

AIは過去のデータに基づいて回答するため、新しい発明は人間が生み出します。

高度な問題や、新しい問題に取り組む場合には、誤答を判断できるだけの知識と発想力を持った人材が必要です。

求められる人材の変化

つまり、AIによってプログラミングの仕事は無くならないが、AIの発展に合わせて、さらに能力の高い人材が求められるようになってくるということです。

AIを使いこなすために必要な知識と学習方法

AIを使えば、何でも簡単にできるんじゃないか。

そう思っている方もいるかもしれません。

しかし、AIを使いこなすのには知識が必要です。その知識を身に着ける手段として、AIを活用した学習は最適です。

学習に適した分野

まず、最初に学習するべき基礎は、学習データの量が確保されやすく、AIの精度が高いという特徴があります。

プログラミングの基礎的な概念や、よく使われる技術については、AIが非常に正確な説明とコード例を提供してくれます。

専門用語の理解支援

また学習初期に起こりやすい、学びたいのに専門用語を知らないために、詳しく調べられないという状況も、AIが得意な問題です。

曖昧な説明からそれらしい用語を探すことができ、その用語を調べることで正誤判断もできます。

初歩的なミスの発見

プログラミング学習に限れば、変数名のタイプミスや、括弧の閉じ忘れなど、初心者がよく犯す初歩的なミスを、AIがすぐに発見してくれるため、デバッグに時間を取られることがありません。

必要な能力

しかし、AIを効果的に活用するためには、いくつかの能力が必要です。

明確で具体的な指示を出す能力

まず、目的に合った明確で具体的な指示を出す能力が必要です。

AIは曖昧な指示では間違った解釈をしてしまう可能性があり、期待した結果を得られるとは限りません。

設計力

次に、設計力が必要です。

AIは小さなプログラムを作るのは得意ですが、大きなプログラムを作るのは苦手です。

どのような構造で作るべきかを自分で考え、部品ごとにAIに指示を出す形が望ましい結果を生みます。

エラー修正力

また、エラー修正力が必要です。

AIは誤字など初歩的なエラーは得意で、設計ミスなど構造が大きいエラーなどは不得意です。全てのエラーをAIが解決してくれるわけではありません。

AI時代に求められる継続学習

学習の特徴

「始めやすいが続けにくい」というのが、AI時代のプログラミング学習の特徴です。

敷居の変化

AIが高度になることで、プログラミングに触れることへの敷居が非常に下がりました。

しかし、技術を身に着けるまで、プログラミングを続けることへの敷居はまだ下がっていません。

続けるということには、コツや工夫がいるのです。

このスクールでの取り組み

持続的な学習への注力

コードハウスプラスは、その持続的な学習に力を入れたスクールです。

AIを適切に活用しながら、確実にスキルアップできるカリキュラムを用意しています。

実践的な課題

実践的な課題を通じて、AIとの協働作業に慣れながら、基本的なプログラミングスキルも身につけられます。

効率的なスキルアップ

AIとプログラミングの相性の良さを理解し、正しい活用方法を身につけることで、効率的にスキルアップを実現できます。

まとめ

新しい学習時代の到来

プログラミング学習の新しい時代は、もう始まっています。

AIと共に学ぶことで、より効率的で楽しい学習体験を実現できます。

重要な認識の転換

AIに仕事を取られるのではなく、AIをうまく使える人に仕事を取られる時代です。

AIを適切に活用して、プログラミングの世界で活躍できるエンジニアを目指しましょう。

このスクールでの学習

そして、その学びの場として、コードハウスプラスを選んでみませんか?

きっと、新しい発見と感動がここにはあるはずです。

未来への一歩

プログラミングの世界への扉を開くのは、あなた自身です。

一歩踏み出してみましょう。きっと、素晴らしい世界が待っています。

入校ご希望の方

入校ご希望の方は当校の特徴をご確認のうえお進みください。

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