プログラミングが難しいと思っている人へ。実は思ったより簡単です
はじめに
プログラミングに興味はあるけれど、難しそうで躊躇している方も多いのではないでしょうか。
私も始めてみた時、アルファベットと記号が並んでいて、とっつきにくいと感じました。
しかし、実はプログラミング言語は、多くの人が想像しているよりもずっと学びやすいものなのです。
この記事では、プログラミング言語がなぜ学びやすいのか、その理由を詳しく説明していきます。
目次
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プログラミング言語は自然言語より学びやすい
明確な基準がある
プログラミング言語って、英語みたいな外国語を学ぶのと同じくらい大変そう。
そう思っている方も多いかもしれません。しかし、実はプログラミング言語は自然言語よりも学びやすいのです。
その最大の理由は、明確な基準があることです。
自然言語の曖昧さ
自然言語の場合、相手に伝わったかどうかは、相手の反応を見て判断するしかありません。
この言い方で伝わったかな、相手は理解してくれたかな。
このような曖昧さが常に存在します。
プログラミング言語の明確性
一方、プログラミング言語の場合は、プログラムが動くか動かないかで、正しく書けているかどうかが明確に分かります。
正しく書けていれば動き、間違っていれば動かない
この「動くか動かないか」という明確な基準があることで、学習の成果がすぐに分かります。
必要な技能が少ない
自然言語の4技能
自然言語を学ぶ場合、以下の4つの技能をバランスよく身につける必要があります:
- 読み取り
- 書き取り
- 聞き取り
- 話すこと

特に聞き取りと話すことは、実際にネイティブスピーカーと話す機会がないと上達しにくいものです。
プログラミング言語の2技能
一方、プログラミング言語の場合は、以下の2つの技能だけで十分です:
- 読み取り:プログラムを読んで理解する
- 書き取り:プログラムを書く

聞き取りや話すことのような、相手との直接的なコミュニケーションは必要ありません。
1つ目の言語を学べば2つ目以降は簡単
どのプログラミング言語でも共通する基本構造
プログラミング言語って、たくさん種類があるから、全部覚えるのは大変そう。
そう思っている方もいるかもしれません。しかし、実は1つ目の言語をしっかり学べば、2つ目以降の言語は比較的簡単に学べるようになります。
すべての言語が同じ機械語に変換される
すべてのプログラミング言語は、元となるコンピュータの言葉が同じです。
コンピュータが実際に理解できるのは、0と1で書かれた機械語だけです。
プログラミング言語は、人間が理解しやすい形に翻訳されたものです。
つまり、どのプログラミング言語も、最終的には同じ機械語に変換されています。
基本構造の共通性
このため、プログラミング言語の基本的な仕組みは、どの言語も共通しています:
- 順次構造:上から順番に実行
- 分岐構造:条件に応じて実行を変える
- 反復構造:同じ処理を繰り返す
1つ目の言語で基礎を理解すれば、2つ目の言語では新しい書き方を覚えるだけで済みます。
どのプログラミング言語でも問題解決能力は共通
論理的思考力
問題解決のためにプログラムを組み立てる能力は、どのプログラミング言語でも共通です。
この問題を解決するには、どんな手順でプログラムを書けばいいか、どの部分を部品に分けて、どの部分を繰り返し処理にすればいいか。
こういった論理的思考力は、言語に依存しません。
料理のレシピに例えると
例えば、料理のレシピを考える能力は、どの料理でも共通です。
「材料を切って、炒めて、調味料を加える」という手順を考える能力は、和食でも洋食でも中華料理でも同じです。違うのは調味料の種類や調理方法だけです。
プログラミングも同じです。「データを入力して、処理して、結果を出力する」という手順を考える能力は、どのプログラミング言語でも共通です。
エラー修正能力も共通
プログラミングに必要な、エラーを見つけて修正するという能力も共通です。
プログラムを作っていると、思った通りに動かないというときがよくあります。
そんなときに必要な、どこに問題があるかを探して修正する能力は、どの言語でも同じように使えます。
Pythonという言語の学びやすさ
短いコードで書ける
どのプログラミング言語から始めればいいのか。
そう思っている方も多いと思います。おすすめはPythonです。その理由を詳しく説明していきます。
シンプルな文法
Pythonは他の言語に比べて短い文章量で書けるように設計されています。
同じ処理を行うプログラムでも、Pythonは他の言語と比べてコードが短く、読みやすくなっています。
初心者に優しい設計
Pythonは初心者が学びやすいように設計されています。
「やりたいことを、できるだけ簡単に書ける」というのがPythonの特徴です。
豊富な学習リソース
インターネット上の情報量
Pythonは今一番人気のある言語のため、インターネット上に学習の補助となる情報が多いという利点があります。
プログラミングを学んでいると、必ず以下のような疑問が出てきます。
このエラーはどうすれば解決できるのか、この機能はどうやって使うのか。
そんなとき、インターネットで検索すれば、すぐに答えが見つかるのがPythonの魅力です。
質問サイトでの充実度
プログラミングの質問サイトでは、Pythonに関する質問と回答が非常に多く、ほとんどどんな問題でも、すでに誰かが質問して、誰かが回答しています。
Pythonで何かにつまずいたとき、すでに誰かが同じ経験をして解決した記録を見つけすぐに解決するということがよくあります。
豊富な学習教材
動画サイトやブログ、オンライン講座など、Pythonの学習教材も豊富にあります。
- 初心者向けのチュートリアル
- 上級者向けの高度な内容
レベルに応じた教材が揃っています。
まとめ
プログラミング学習の特徴
プログラミング言語は、英語などの外国語と比べれば学びやすい言語です。
しかし、コンピュータに対する言語ゆえに、とっつきづらかったり、理解しにくいものもあります。
このスクールでの学習
当校では図や例えを交えて理解しやすい解説に力を入れ、挫折することなく身につけられる授業となっています。
無限の可能性
プログラミングを学ぶことは、確かに最初は大変に感じるかもしれません。
新しい概念を理解し、新しい書き方を覚え、エラーと格闘する日々が続くかもしれません。
しかし、一度基礎を理解すれば、プログラミングの世界は無限の可能性を秘めています:
- 自分のアイデアを形にできる
- 問題を効率的に解決できる
- 新しい技術を創造できる
第一歩を踏み出そう
そして、その第一歩として、Pythonという学びやすい言語から始めてみませんか?
きっと、新しい発見と感動があるはずです。
プログラミングの世界への扉を開くのは、あなた自身です。一歩踏み出してみましょう。きっと、素晴らしい世界が待っています。