AI活用プログラミングの実践テクニック。4ヶ月で見つけた効果的なコツ

はじめに

AI技術の急速な発展により、プログラミングの方法も大きく変わってきています。

AIを活用したプログラミングは、従来の方法とは異なるアプローチが必要です。

この記事では、私が4ヶ月間CursorというAIプログラミング補助ツールを活用し、プログラミングを行ってきた経験から見つけた、
テクニックとコツについて詳しく説明していきます。
あくまで、自分が行っている手法なので、参考にしていただけると幸いです。

目次

  1. AIの特徴を理解したプログラミングのコツ
  2. 設計の重要性とAI活用の関係
  3. コードの可読性を高めるテクニック
  4. 段階的な開発アプローチ
  5. エラー修正の効率化
  6. まとめ

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AIの特徴を理解したプログラミングのコツ

AIの構造的特性を理解する

AIを効果的に活用するには、まずAIの構造的特性を理解することが重要です。

AIは現在出力済みのコードを見たうえで、もっともらしい続きを出力するという構造になっています。

この特性により、全体の整合性が取れていないコードになることがあります。

全体像を把握しないAIの限界

AIは設計ミスなど全体像を把握しないと原因を特定できないエラーの修正が不得意です。

何度AIに指示しても一見すると直したような書き換えを繰り返し、結局自分で原因を探すことになるということがよく発生します。

このようなAIの限界を理解した上で、適切な活用方法を考える必要があります。

設計の重要性とAI活用の関係

しっかりとした設計が成功の鍵

AIを活用したプログラミングで最も重要なのは、しっかりと設計を行ってからAIに指示することです。

設計がしっかりと固まっていると、AIはミスの少ない出力を行えます。

逆に、設計が曖昧だと、AIは迷走し、期待した結果を得られません。

独自性の高い部分への対応

独自性の高い部分は、学習データが少ないためAIの精度が低くなる傾向にあります。

そのため、独自性の高い処理については、詳細な設計を行い、AIに具体的な指示を出す必要があります。

設計の具体例

例えば、ユーザー認証システムを作る場合:

  • 曖昧な指示:「ログイン機能を作って」
  • 具体的な設計:「ユーザー名とパスワードを入力し、データベースと照合して、成功時はダッシュボードに、失敗時はエラーメッセージを表示する機能を作って」

具体的な設計により、AIは正確で一貫性のあるコードを生成できます。

コードの可読性を高めるテクニック

コメントアウトでソースコードの詳細な説明を挿入

AIでソースコードを作成するときには、人が読みやすくなるような工夫も重要です。

最も簡単でわかりやすい方法は、ソースコードの説明をコメントアウトに書かせることです。

コメントアウトの効果

コメントアウトによる説明は、以下の場面で特に有効です:

  • 設計ミスの修正時:エラーの原因を特定しやすくなる
  • 独自性の高い処理の調整時:複雑な処理の理解が早くなる
  • 後からのコード修正時:意図を理解してから修正できる

実践的な活用方法

慣れない言語を扱う際は、特にコメントアウトを多用することをおすすめします。

AIが自分で治せないエラーが発生した場合、コメントアウトでの説明を参考に原因を特定しやすくなります。

段階的な開発アプローチ

パーツ分けによる開発

慣れないものを作る際は、作りたいものをパーツ分けし、パーツごとに作成し、動作を確認しながら進めることが重要です。

パーツ分けのメリット

パーツ分けによる開発には、以下のメリットがあります:

  • 理解の早い段階で動作確認:プログラムを理解するのに時間がかかる場合でも、小さな単位で確認できる
  • エラーの早期発見:大きなプログラムを一度に生成すると、複数のエラーが同時に発生し、原因特定が困難になる
  • 段階的な学習:各パーツの動作を理解しながら進められる

適切なパーツサイズの見極め

難易度やプログラムサイズによって、適切な大きさを見極めてパーツごとの生成を行うことで、スムーズに開発を進めることができます。

エラー修正の効率化

エラー修正ログの重要性

AIを活用したプログラミングでは、エラー修正ログを残すことが非常に重要です。

よくあるAIの間違い

AIは以下のような間違いをすることがあります:

  • 古い文法のコードを生成:最新の情報に対応できていない
  • 現在の開発環境で使えない文法を生成:環境に合わないコードの生成

ログの活用方法

エラー修正ログを残し、修正ログもAIに読み込ませることで、同じ間違いの再発を防ぐことができます。

何度も同じミスを修正するのは時間の無駄なので、一度起こしたミスを繰り返させない対策が必要です。

まとめ

AI活用プログラミングの4つのコツ

AIを活用したプログラミングを効率的に行うには、以下の4つのコツが重要です:

  1. しっかりと設計を行ってからAIに指示する
  2. コメントアウトでソースコードの詳細な説明を挿入させる
  3. 慣れないものを作る際は、作りたいものをパーツ分けし、パーツごとに作成し、動作を確認しながら進める
  4. エラーの修正を行う際に、エラー修正ログを残す

AIの特性を理解した活用

これらのテクニックは、AIの構造的特性や限界を理解した上で、効果的にAIを活用するためのものです。

AIは強力なツールですが、適切な使い方を知らなければ、期待した結果を得ることはできません。

このスクールでの学習

コードハウスプラスでは、このようなコツやテクニックを交えながら、プログラミングに関する知識や技術を身につけることができます。

AIの特性を理解し、効果的に活用する方法を学ぶことで、現代のエンジニアに必要なスキルを身につけられます。

未来への準備

AI時代のプログラミングでは、AIを適切に活用できることが重要なスキルとなります。

これらのテクニックを身につけることで、効率的で質の高いプログラミングが可能になります。

プログラミングの世界への扉を開くのは、あなた自身です。一歩踏み出してみましょう。きっと、素晴らしい世界が待っています。

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